さよなら2017年

2017年も舞台を観たので、まとめ。複数回観たやつもあるけどとりあえず各演目について感想をば。1月 ・甲鉄城のカバネリ 演劇ってか謎解き。マリオとピーチ姫とクッパかよっていう芝居を見た後お姫様を助けに行くっていうやつで、なんかもう旧態依然としたそ…

さよなら2016年

年末になった。わたしは年が新しくなるたびに、今年は何を読んだのか、何を観たのか、記録をつけようと本当に心を改めようと決意する。しかし、なにしろ性分がダメなもので今年一年で何を読んだのかなんて、結局記録されてない。記憶にも残ってない。無精な…

ごはんのタネ

タイムラインをながめてたら、こんなツイートを見た。 看護学校で戴帽式を見たことに関して。 「式自体はカトリックの堅身式のようなもので、形だけじゃないかと批判もあり、近年実施しない教育機関が多いと聞く。 もちろんそれも一理あるのだが、神や人に仕…

[レビュー]かわいい結婚

かわいい結婚作者: 山内マリコ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2015/04/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (109件) を見る物語にはうわあああこれですよあるある!!!!と叫び出したくなるような圧倒的な共感のためにあるものと、想像力の果てを探索…

【レビュー】百合子、ダスヴィダーニャ

女の子の友達が好きだ。 性愛的な気持ちではないように自分では理解しているけれど、他人と比べた時に異常な執着なのではないかと自分でそらおそろしくなる時がある。 それは、例えば彼氏が出来たと言われた時や結婚すると言われた時に、ぐわーっと襲い掛か…

個人的などうしようもない体験

先日、TwitterでRTされてきたブログ記事を見てびっくりした。わたしのブログ記事だった。しかも、それは3年も前の記事で私自身も久しぶりに読み返した。他人の文章みたいに感じた。 インターネットという空間に言葉を浮遊させておくことで、もちろん悪いこと…

【レビュー】さよならを待つふたりのために

ずるい。この本はずるい。だって、さよならはいつだって悲しいじゃん。それが永遠のさよならを予期させるならば、なおさらでしょ? それに、本を買うのに慎重なひとがもしこの本のあらすじを読んだら、連想するのは一リットル泣いちゃうやつ(ドラマのほう)…

わたしたちの間を流れる権力という川について

わたしとあなたという別の考えと心と体を持った人間がいたとして、お互いがお互いを尊重しあうということはこんなにも困難なのだろうか。 どうやら、わたしたちの間には、ときに権力という川が流れていて、お互いの言葉を流していってしまうらしいので。 力…

就職活動というものについて、感じたこと   その1

就職活動が、ひととおり終了したので、いろいろ個人的に感じたことを書いておこうと思う。私自身が当事者であるうちに発言できることを発言しておきたいので、その記録のためにも。はじめに言っておきたいのは、私はよく言う「就活で私は大人になった」とか…

私のこだわり宣言 トタンがセンベイ嘔吐した

こだわりと云う言葉が突然やってきた。齎したのは奇怪な三人組である。 そのとき私は多くの問題を抱え、自らの静脈瘤であろうか動脈瘤であろうか、どちらにしろできれば意識したくない自らの、ははは、ネガティブな瘤なんてことについて考えたくなかったとい…

せかいぶんがくぜんしゅうかんけつきねんいべんと に関する自分用防備録

・世界文学全集と冠することに迷いもあった。現代世界文学全集とするなどいくらでも細かくごまかす手段があった。あまりにも看板が大きすぎるから。しかし、今は後悔はない。 ・英語では全集をコレクションという。全とつくのは日本語独特。 ・英語圏主流の…

第3回地域力フォーラム まとめ

今日は農文協の第三回地域力フォーラムに行ってまいりました。このフォーラムを主催するのは、農文協という団体で、現代農業と言う雑誌を出しています。私が何故、そんなおそらく縁のなかったであろう、そういう団体が主催するフォーラムに行ったのかという…

沖縄と福島とわたし

私には、尊敬する沖縄の友人がいる。 本をよく読み、よく消化し、それを圧倒的な語彙力と文章力で表わすことができる、賢く、やさしい人。高校生の時からの私の憧れである。(全然届きやしないわけですが!) 私は彼女と友達になるまで、沖縄という土地につ…

上智シンポジウム まとめ

今日は上智で行われた国際女性デー記念シンポジウム「世界118位の現実:クォータは突破口となるか」に行ってきた。 IPU(列国議会同盟)による世界女性国会議員データによって、世界女性国会議員比率をランキング化すると、日本は118位になるらしい。おっそろ…

就活デモ院内集会にたいして思ったこと

田辺聖子という作家を知っているだろうか? 大阪生まれの、かわいい関西弁の男を書かせたら随一の、あの田辺聖子である。 私の愛してやまない作家小川洋子とそのお母様も読んでいるそうだし、もちろん私の母も彼女の大ファンなので、文字通り母娘三代にわた…

気になったこと。  「世界仰天ニュース 私の子どもを返して!」のこと

今日いつものようにぐーたらとテレビを見ていたら、「世界仰天ニュース」という番組で、「私の子どもを返して」と題して、ある事件について取り上げていた。(この番組は世界中の仰天するようなニュースを再現ドラマにして鑑賞するという、なぜかうちの妹が…

ニートの日!ニート祭り講演まとめ

2月10日、ニートの日にちなんで、ニート祭りに行ってまいりました。ニート!ニート! 主催のNPO法人ニュースタートの事務局代表二神能基さん、事務局の中本英彦さん、作家・反貧困ネットワーク副代表の雨宮処凛さん、素人の乱松本哉さんのトークライブと、ニ…

平成雑記帳 高村薫 第173回  (AERA 11‘1.31 NO.4より)

「いま、学生の多くは学問に勤しめているのだろうか。まもなく受験を終える若者たちに考えてもらいたいことがある。」 厳冬期に行われるセンター試験の日は、毎年雪模様になる。いや早い人なら幼稚園に入るときから受験に追われてきて、18歳の若者に成長し…

上智講演まとめ

1月29日、上智大学にて行われた「身近にあるホームレス問題と民主主義〜差別と排除を超えて〜」と題した講演に行ってまいりました。 以下、まとめ。 ・公園に住むのはほんとうに駄目なことなのか? 公園住所訴訟について。(大阪にて公園内にテントを建て、…

宮本太郎講演感想

今日は福島みずほ政治スクール第3回、宮本太郎編に行ってまいりました。第1回は湯浅誠()、第2回は大沢真理だったそうで、いけなかったのがほんとに悔やまれます…ううう。今回の内容はほぼ、宮本先生の新書「生活保障 排除しない社会へ」(岩波新書)とかぶ…

ちょっと未来の話

ちょっと未来の話、もしかしたら私は仕事にきちんとつけるかもしれない ちょっと未来の話、もしかしたら私は結婚をするかもしれない ちょっと未来の話、もしかしたら私は子どもを、持つかもしれない というわけで、ちょっと未来の話を考えるために講演や会合…

先週私に起こったこと

先週は私にとってとても勉強になることが多かったので忘備録代わりにここに書いておきたい そのいち けの樹さん(って読んだのは初めてだけれど)に紹介していただいたおとなの社会科(http://www.otosha.com/)に参加してきた。テーマはインドの代理母問題…

【レビュー】 「雲の上のキスケさん」 鴨居まさね 

雲の上のキスケさん (1) (ヤングユーコミックス)作者: 鴨居まさね出版社/メーカー: 集英社発売日: 1998/12メディア: コミック クリック: 35回この商品を含むブログ (47件) を見る私はこの漫画がとても好きだ。紹介するからには当たり前なのかもしれないけれ…

【レビュー】 「薔薇だって書けるよ」 売野機子

薔薇だって書けるよ―売野機子作品集作者: 売野機子出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2010/03/26メディア: コミック購入: 28人 クリック: 294回この商品を含むブログ (66件) を見るとっても素敵な短編集。 今まではどのようにご活躍されていたかは存じ上げない…

【レビュー】 「積極ー愛のうたー」 谷川史子

積極―愛のうた― (クイーンズコミックス)作者: 谷川史子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/10/19メディア: コミック購入: 10人 クリック: 79回この商品を含むブログ (135件) を見る私がふわふわとした茶髪にあこがれるのは、流行っているからでも、森ガー…

旅行記後篇 広島編

鳥取から広島へは青春18きっぷをつかう。初。ただ私は時刻表を上手く読み込める自信がなかったので、エキサイトの青春18きっぷ検索を使って電車を調べたため、一本でも電車を逃すと移動日夜のライブに間に合わないという、超行き当たりばったり行程。こ…

夏のうた

勝手に夏のうた(夏休みのうた、になっちゃったけど)、ベスト3!べべん!第3位! 中孝介「夏夕空」 あんまり彼のことが好きじゃなかったんだけれど、この歌はすごく好き。 夏休みというよりは、ほんとに夏のうた。 第2位! タテタカコ「遠い日」 しかもた…

はじめまして

はじめまして。 mixiにいよいよいらない機能がついてきたので、日記やレビューなどこっちに書いていきたいと思います。そういえば、子どものためにゆりかごを自分より大きな葉っぱで折る、そんな昆虫おとしぶみがだいすきなので、もっぱらネットではこの名前…

旅行記前篇 鳥取編

私が今回、広島・鳥取に行ったのは3つの目的があったからでした。 ひとつめは、フラカンとせっちゃんの奇跡の対バンライブに行くため。 そして、ふたつめが私の敬愛する作家尾崎翠が産まれ育って死んだ場所を、この目で見るため。 そしてみっつめが、原爆の…