ちょっと未来の話

ちょっと未来の話、もしかしたら私は仕事にきちんとつけるかもしれない
ちょっと未来の話、もしかしたら私は結婚をするかもしれない
ちょっと未来の話、もしかしたら私は子どもを、持つかもしれない
というわけで、ちょっと未来の話を考えるために講演や会合に行ってきたのでその感想をば。(すみませんうまくまとめられなかったので以下、箇条書)




・一番変わったのは、子育てが楽しい!発見があるもの!ということをものすごく発信してくださる人ばかりだったので、子育てに対する印象。
巷にあふれる言説はなんだか地に足がついていない夢見がちなものか、AERAみたいな不安をあおるぜ!みたいなものしかなかったので、実際にそこをくぐりぬけてきている人が子育てっていいものなんだよ!って言ってくれたのはなんというかすごく安心した。


・仕事のおもしろさと子どもは対立するか、と言われれば、やらなくてはいけないことが増えている以上、独身の時と遜色なくやるのは無理。しかし、時間に制約があるので効率を考え、色んなことを俯瞰できるようになった。



・何歳ぐらいで子どもを持ちたいか、という質問に対して20代後半と答える学生が圧倒的に多い(上智講演の司会をされていた先生が授業中にアンケートをとったところ)
→上の年齢からみると、「はやまっている」と感じるらしい!今回集まった方はみなさん、ばりばり働いてやる!と考えていた方が多いよう。世相の反映もあるのか。もしくは上の年齢層がそれと子育てとのバランスをうまくとれなかった反動?この学生世代の親の意向を踏襲していることも考えられる?


・子どもを複数持つとき、そのタイミングもまた難しいらしい…


・産める体なのかどうか、若いうちからきっちり検査だけはしておくべき!


・先送りにしすぎないほうがいい。(いつか持つのだろうな…と思って後送りにしたので、子どもができるまでが大変で、出産も高齢だったためリスクが高かったとのこと)
ライフプランをぼんやりとでも設計しておくべき


・専業主婦、主夫両方に言えることだが、どちらかだけ働いている、となるとパワーバランスが傾きがちになる。単なる「家にいるヒト」の扱いになってしまう…平等なパートナーであったはずなのに?


・講演中に集計されたアンケートでは35人の女子学生のうち、18人が「子どもが小さいうちは母親は家にいて、育てたほうがよい。小さいうちにあずけるのはかわいそうだ」という項目に対してYESにしている!
→わお!上智なのに!?


・勉強会の方は今のところは自宅で見ているとのことだったが、講演の方はほとんどが0歳児から保育利用経験あり。(2か月半くらいからならし保育をはじめ、5ヶ月くらいから普通にあずけはじめる、とのこと)
保育園のメリットもある!
「人間は本来大家族の中、大人数の兄弟の中で社会性を身につけていくものだと考えるが、家では兄弟は1、2人の家庭が多い。そういう意味ではやくから保育園にあずけることで、社会性が身につくと言えるのでは」
「24時間子どもと居るのは自分には無理だった。後ろめたさをすこしでも感じるならば、やめるべきだと私は考えるが、でも自分は生き生きしているところを見せたかった。それが自分にとっては仕事だった。子どももあまりにも保育園に楽しそうに行くのでうれしい」
「日本では子育ては『孤育て』と言われている。その状況も改善される」
(しかし保育園は現状不足。これが充足しない限り、女性は社会進出できないと指摘が講演内でもある。専業主婦もリフレッシュのために利用できるようなフレキシブルな支援が望ましいのでは、とのこと。)


・子育てをしたことで私はこれを探していたんだ!と感じた、満たされない部分が埋まった。


・自分の親の存在感の反復になる。また、たてのつながり(母、自分、子ども)について意識できるようになった


・「子育てはごほうびつきの修行」!


・アンケート、家庭生活を夫婦平等に分担することが希望、にYESと答えた女子学生は35人中33人!しかし、男子は5人中2人!
→男子側が数が少ないとはいえ、半数以下?なぜなぜ!世間の考えもそんな感じなのかな


・「育児は女性の仕事」という意識がまだまだある。女性も自分自身がやらなくては、と考えすぎないことも重要。男性が手伝ったときにほめる。調子に乗ってもらう。上手じゃないから、と萎えてしまう人も多いらしい。
やっている人が褒められる風潮は大事にする。


・やはり女性側の意識の変革、頑張りだけでは変えていけない。男性側の意識の変革も重要。
また、休まないのが当たり前・残業当たり前のままでは一人前の正社員=「いつでも残業ができ、やすまないのが当たり前」になってしまい、双方働きにくいまま。そこが変革されなければ、女性の社会復帰はしづらい…


・仕事と家庭の両立は女性の問題だけではない!
一時の誤った社会形態に行政の仕組みがはまったままなので、矛盾を感じていることが多い。育児・介護は女性のもののままにしておいて働く問題を論ずるのは違うのでは。


・女性の政治家がいることを意識する。女性の声を代弁してくれる人を有権者として選び取ることも大事


・女性同士の対立に陥らない。専業主婦対働く女性の構図になってしまってはいけない。


・専業主婦になりたい学生が多いということだが、それは母親の影響が大きいのでは?
かつては「働きたくても働けない女性」がたくさんいた。しかし、現在では同年代の男性の考え方もかなり異なり、結婚後も働いてくれることを希望する人が多い。考えが違うという現実を見ながら決めていくべき。




おおまかな話はこんな感じ。
働きやすくなっているよ!というアピールがあったけれど、やはり上司や会社に恵まれている部分も大きいという印象を受けたかも。
あと気になるのは、アンケートの「夫婦平等で家庭生活を送る」という項目にYESとしなかった男子学生のパーセンテージははたして大人数で調査しなおしてもそうなるのか、ってあたり。日本の男性は欧米(とかいうのだいっきらいだけど)の男性の3分の1しか家事をしないらしいのですが、私たちの世代にもそういう意識は引き継がれたままなのかな?うーむ。

あと個人的な感想としては政井マヤが、「私の結婚は『できちゃった婚』ではなく『授かり婚』です」と宣言して、その後もやたら「授かり婚」とおっしゃっていたのがなんとも上智っぽいなあ、と思ったりしました。